今年一年間、みなさんはどんな服を着て過ごしましたか？
2015年にメンズファッション界でヒットした秋冬アイテムの番付が発表されました。
比較的流行がわかりやすかった年だということもあり、非常に納得感の強いランキングになっています。
ぜひ2015メンズファッションの総決算を確認してみんなで首を縦にふりましょう！
（繊研plusさんが発表した番付です）
【2015年秋冬メンズカジュアルヒット商品番付表】
出典：senken.co.jp
★横綱「MA-1（エムエーワン）」
出典：zozo.jp
堂々第1位。2015年はまさに、「泣く子も黙るMA-1旋風」が吹き荒れていましたね。
去年の時点ですでに流行っていましたが、今年はもっと幅広くマスにまで広がり、知人のアパレルデザイナーからは「今年はMA-1が予想よりだいぶ動いてるよ」なんて話も聞いたりました。
しかもメンズもレディースも、ジャストサイズでもオーバーサイズでも着られ、トレンドファッションとの相性も抜群。
ほんとにどこのブランドでもお店でも売られていました。
出典：wear.jp
fululuriでもたくさんのMA-1コーディネートをご紹介し、今年は人気記事No.1に何度も輝いていました↓
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★大関「チェスターフィールドコート」
出典：zozo.jp
去年の「2014-2015秋冬メンズカジュアルヒット番付」では見事大関に輝いた『チェスターフィールドコート』。
最初にショップスタッフや美容師の間で流行りだしたのはもう3、4年前ではなかったかと記憶しています。
しかし、スウェットパンツ、デニムパンツなどのオーソドックスはもちろん、スポーツミックスからレトロ系、個性派までカバーできる優等生っぷりは多数の“オシャレ好き”に愛されました。
きっと5、6年前に着ていたら一般の人には「なんかオッサンみたいだね」と言われていたことでしょう。トレンドは繰り返されます。
「チェスターコート」はもはや定番入りし尽くした感もあり、これもどこ行ってもたいてい置いてあります。
かなり低価格のブランドでも買えるようになりました。
羽織るだけでワンランクアップのオシャレを楽しませてくれる一着。
2年連続第1位の実力派アウターはダテじゃありません！
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★関脇「Gジャン（デニムジャケット）」
出典：zozo.jp
「人の記憶には残らない、でも確実に良い仕事をこなす」そんなつつましいGジャンが関脇にランクイン。
味のある裏方にスポットがあたりました。
実際、Gジャンは着ている人をそんなに見かけた記憶はないのですが、WEARなどのコーデサイトを確認するとやっぱりオシャレな方々は着てました。
特にトレンドアイテムの「9分丈パンツ/スラックス」と「白ソックス」を合わせたスタイリングは流行感もたっぷり。
インナーは「グレーのタートルネック」に「つば広ハット」をプラスすれば、トレンド最先端の雰囲気。
色落ちタイプは意外に合わせが難しいので、一着目は濃い目の生デニムタイプ（リジット）がおすすめです。
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★小結「ミドルゲージセーター」
出典：zozo.jp
定番すぎてあまり目に止まらない「ケーブルニット」ももちろんニットの主役でした。
そこへ2015年は“より印象をシンプルに落とした「ミドルゲージ」”のニットが台頭。
前出の「MA-1」や「チェスターコート」のインナーに『ミドルゲージニット』をあわせることで、インが主張しすぎず少しレトロな雰囲気がプラスされ今年っぽくなる感じでしょうか。
レディースではボリュームあるミドルゲージニット+つば広+ガウチョ/ワイドパンツが“オシャレ女子の制服化”するところまでいってました。アパレルの女子はかなりハマっていた印象。
そんなニットの質感が織りなすトレンディな雰囲気が“小結入り”の結果に。
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★前頭一枚目「ダブルライダースジャケット」
出典：wear.jp
憧れのライダースジャケットと言えばやっぱり「ダブルライダース」。
これも毎年必ずセレクトショップや有名ブランドからリリースされています。
特に今年はクール系コーディネートも流行しましたから、ミドルゲージのタートルネックニットなどと合わせるスタイルを多く見かけました。
女性では“肩掛け”で袖を通さず羽織るファッショニスタもたくさん出現。
上質なレザーでジャストサイズなら一着は持っていたい秋冬アウターの1つですね。
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★前頭二枚目「古着リメイクもの」
出典：houyhnhnm
昨今どうしても古着が爆発的に売れることがなくなりましたが、ある意味今年を象徴していたように思うのがこの「古着リメイク系プロダクト」。
セレクトショップながら昔は古着も扱っていたアメリカンラグシーではこんな商品を展開をしていましたし、
「コレ素敵！アメリカンラグシーが「リメイク＆ヴィンテージ」展開スタート」
Niche.（ニッチ）というブランドからは古着の「Levis®501」を解体し再構築したリメイクデニムパンツも発売されました↓
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NEPENTHES（ネペンテス）直営店舗やBEAMSで展開された「REBUILD by NEEDLES」も毎回人気↓
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老舗古着屋「DEPT」が中目黒で復活したり、STUDIOUSなんかでもリメイクを取り入れた服がひっそり一部で取り扱われたりと、2015年はじわじわ“古着リメイク熱”もきていたような…
「ダメージデニム」や「MA-1」など古着っぽいテイストと相性が良いアイテムが流行ったこともあるかなと思います。
★前頭三枚目「ステンカラーコート」
出典：zozo.jp
「チェスターコート」よりもシンプルなデザインで、特にOFFのきれいめカジュアルで大活躍するのが「ステンカラーコート」。
アウターとして定番な上に、“ショートアウターならMA-1”、“ロングならチェスターコート”の図式の延長で人気がありました。
素材やボタンの留め方によって、チェスターコートよりも変幻自在に雰囲気を変えてくれるところもナイスポイント。
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★前頭四枚目「スーベニアジャケット」
出典：zozo.jp
番付最後にランクインしたのは「スーベニアジャケット」。
これは“アメリカ軍人たちが世界各国の勤務地でその土地らしいデザインを入れて作らせたジャケット”のこと。
「スーベニアジャケット」でよく使われるモチーフはワシやトラなどですが、軍隊や年によって様々な刺繍が入っています。
この手のもので有名な「スカジャン」は米兵が横須賀で作らせた『ヨコ スカジャン パー』の真ん中をとって「スカジャン」と言われ始めた説が有力です。
超ウルトラざっくり言えば“スカジャンのようなもの”です。
しかしこの手のアイテム、一部ブランドのタイプが売り切れになるなどはしていましたが、街ではあまり見かけませんでした。
正直デザインが攻めてますから、ファッション感度の高い若い世代やショップスタッフがメインではなかったかと。
相性の良い着こなしを見つければ意外にいいハズしに使える渋いアウターですが、この手のアイテムが爆発する時代でもないように思います。
「2015年秋冬メンズカジュアルヒット商品番付」まとめ
さて、いかがでしたでしょうか？
昨年に引き続いて流行のアイテムが高い比率で反映されたランキングだったように思います。
みなさんが着ていた服は番付に入っていましたか？
入っていると逆になんともいえない気持ちにはなりますが、「ファッションの流行を築いている1人」ということは言えます。
ただ2年連続で似たようなランキングになりましたから、来年あたり少し毛色の違うアイテムがランクインして波が変わるのではと期待しています。
来年の秋冬ファッションに思いを馳せながら今年のトレンドやらファッションを振り返ってみてはいかがでしょうか？
去年のメンズヒット番付↓
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